愛犬の健康 と 病気
 
  
                           健         康
           病          気
◆ 愛犬の健康は飼い主の愛情から 
◆ 毎日のふれあいで健康状態を確認します ◆   

"転ばぬ先の杖"が大切です。目の輝きや、被毛なら脱毛している部分がないかどうか、目や鼻、口や耳、それに外陰部などから、分泌物や臭いがないかなど、念入りに観察しましょう。

子犬の周りには危険がいっぱい
子犬は好奇心が旺盛。思わぬものをかじったりのみこんだりします。
感電のおそれのある電気コードは届かないところへ。
ビニール、ゴム、クリップ、釘、は落ちていないだろうか。
割れると危ないガラス製品は置き場所に注意。 

    
◆ 犬の病気も早期発見早期治療が肝心です ◆
◆ 信頼できる獣医師を探す ◆
 
これが案外むずかしいです。
物言えぬからこそ、なおいっそうの気遣いが必要とも言えます。

  ・病気の原因や治療法をわかりやすく説明してくれる。
  ・処置が適切で、治療費の明細もはっきりしている。

獣医師にみせるときには症状をメモ
いつごろから元気がなくなったか、食欲、便や尿の状態、嘔吐や異臭の有無など、気づいた症状の程度や時間、頻度などをメモしておくと、これまでの経過を説明しやすい。
成長に応じた健康管理
症状からわかる愛犬の病気
◆ 1ヶ月以内に健康のベースづくりをします ◆
家族の仲間入りをしたばかりの子犬はまだ新しい環境になれず、さみしがって夜鳴きをしたり、下痢をしたりすることもあります。生後まもない子犬はまだ胃や腸などの消化器官が小さく、消化力が弱いので、よく下痢をします。食餌も3〜4回に分けると良いでしょう。
また、子犬は母親からの胎盤感染によって回虫が寄生していることがあります。一週間のうちには獣医師の健康診断や便検査を受けましょう。
畜犬登録⇒飼い始めてから30日以内に市区町村の役所に届け出る。また、狂犬病の予防接種が義務づけられている。

◆ 犬の最初の1年は一番の発育盛りです ◆

犬は最初の1年で人間でいえば18歳くらいまでぐんぐん成長します。特に、生後6ヶ月から1歳は一番の発育盛り。
体力や能力をのばす最も重要な時期です。
この成長期にはカロリーは成犬の2倍くらい必要です。
健やかな発育のために⇒生後50〜60日ごろを過ぎると母乳による免疫がなくなります。そのころに伝染予防のためのワクチンの接種を受けておく。

伝染病の予防接種はきちんと
犬システンバー・犬伝染性肝炎・犬レプトスピラ症・犬パルボウィルス感染症など。混合ワクチンはすくなくとも生後60日ごろに1回目、3〜4週間後に2回目を接種。その後は1年ごとに受けます。

成長期の子犬は日光浴が大切
丈夫な骨格づくりのためのカルシウムの吸収を、日光を浴びることでビタミンDがたすけてくれます。

◆ 生後1年をすぎたら成犬になります ◆
適度な運動と手入れで心身の健康を維持。
食餌は1日1〜2回になります。
1ねんごとに健康診断&伝染病予防のワクチン接種をします。蚊が媒介するフィラリア症の予防も忘れずに!

◆ 8歳からそろそろ老化の兆しがあります ◆
犬は成長が早いぶん、老化も早く8歳をすぎると人では50歳にあたります。新陳代謝の衰えとともに、白内障などの目の病気や、皮膚病、呼吸器系の疾患なども多くなってきます。歯も弱くなってくるので老犬に向いた食餌に切り替えましょう。

老犬の食餌に注意
歯が弱って硬いものが食べられなくなった老犬には、やわらかく消化しやすい栄養価の高いものを。

◆ 季節に応じた健康管理 ◆
春先から夏にかけては換毛期です。
特に3〜4月ころ毛がたくさん抜けます。この時期はよくブラッシングしておきましょう。

ノミやダニを予防しましょう。
ノミやダニは皮膚病や、ほかの疾患を引き起こす原因になります。屋外犬であれば犬舎をこまめにそうじします。
室内犬なら、カーペットや畳を念入りにそうじ。

犬の年齢換算表


犬の年齢


 
1ヶ月 1歳位

人間の年齢
2ヶ月 3歳
3ヶ月 5歳
6ヶ月 9歳
9ヶ月 13歳
1歳 18歳
1歳半 20歳
2歳 24歳
3歳 28歳
4歳 32歳
5歳 36歳
6歳 40歳
7歳 44歳
8歳 48歳
9歳 52歳
10歳 56歳
11歳 60歳
12歳 64歳
13歳 68歳
14歳 72歳
15歳 76歳
16歳 80歳
※犬種や体の大きさなどにより若干の違いがあります。
◆ 熱がある ◆
犬の体温は、犬用の体温計を肛門からさし入れて、直腸温をはかると正確です。
ふつう、健康な犬の平熱は、38℃〜39.5℃くらい。
子犬や小型犬は高め、老犬や大型犬は低めです。
体温にはそれぞれ個体差がありますから愛犬の平熱を知っておくとよいでしょう。
発熱全体的な感染や炎症。(急性の病気の場合は、嘔吐や下痢、咳などの症状をともなうことも)。

体温の異常 
症     状 病     名
 熱がある ・全体的な感染や炎症
 発熱・嘔吐、下痢 ・急性の病気
 39℃以上の熱
食欲や元気がなく、体がけいれんしたり熱が出る以前から咳や下痢をしている
・犬ジステンバー
・急性扁桃支炎
・急性肝炎
・急性扁桃炎
 急に高熱を出す
若い犬で一晩に40℃以上の熱を出し、食欲がなく、うずくまってふるえていたり、血便がみられる場合
・犬伝染性肝炎
・日射病や熱射病
(高温多湿の場所で長い間直射日光にあたったり、動き回っていた場合)
 熱が平熱以下に下       
がる
・新生子のショック状態
 微熱が続く
39℃〜39.5℃の微熱が続き、活発さがなく、目やに、くしゃみ、鼻水、下痢や頭や四肢の痙攣
・犬ジステンバー

食欲の異常
症     状 病     名
 急に食べなくなる
(激しい嘔吐や下痢をともなう)
・犬伝染性肝炎
・犬レプトスピラ症
・犬パルボウィルス感染症
・毒物による中毒
 食欲が徐々に
 落ちてくる
・慢性の胃腸炎、肝臓病、腎臓病、膀胱炎、フィラリア症
・慢性化した犬伝染性疾患
・腸内寄生虫の寄生
・歯石による口内炎
 水ばかりほしがる ・慢性腎臓機能障害
・子宮蓄膿症
・糖尿病
・ホルモン異常の病気
 異物を食べる ・栄養障害や消化器系障害によるビタミンなどの欠乏
・腸内寄生虫の感染
・ホルモンバランスのくずれ
 《対処方法》
 とにかく信頼できる獣医師に診てもらうことが先決です。
 ただし、日射病・熱射病は、一刻もはやい対処が必要です。
 治療が遅れると、急激な脱水を起こし命を落とします。

 すぐに体温を下げることがたいせつ。
 日陰に移し、水をかけたり、冷たいタオルで包んで熱が下が るまで体を冷やし、病院へ。

 《もしものときに役立つ手当て》
 
やけど
・軽いやけど⇒冷たい水や氷を入れたビニール袋をあてる
・化学薬品によるやけど⇒大量に水をかけて流し、さわらず温かくしてすぐ病院へ。
 感電
・犬に駆け寄って抱き起こすことは絶対にしてはいけない
犬や失禁している尿などに触れないようにして、電気プラグをコンセントから抜く。それから静かに獣医師のところへ運ぶ。
 けいれん
・犬のけいれんはいつまでも続かず、自然におさまることが多いので、あわてず、おさまってから獣医師のところへつれていく。けいれんしているときは不用意に犬に近づかず、危険なものをまわりから遠ざける。直射日光や大きな音を遮断し、まわりに柔らかいクッションなどをおいてやる。呼吸が苦しそうなときはタオルなどをかませてやる。


  
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